婚活の最大の目的は結婚ですが、結婚する以上は幸せな結婚生活をしたいものです。この記事では結婚相談所で知り合った女性と結婚したものの、5年間の結婚生活を離婚という形で終了した筆者(34歳で結婚した男)の体験を紹介します。 結婚して割とすぐに後悔の日々。一体婚活で何が悪かったのか、筆者なりの考えを紹介します。 婚活中の皆様の参考になれば幸いです。
目次
失敗の原因1:婚活の動機に「幸せな結婚生活」が無かった
結婚したい動機・結婚の目的は、誰かの支えになりたい、子どもが欲しい等、人それぞれでしょう。僕の結婚に対する目的は次の通りでした。
「35歳になると会社の独身寮を追い出されるので、どうせならこの機会に結婚して、独身寮を追い出される引越しと結婚による引越しをまとめて1回にしたい」
その時の僕は34歳1ヶ月。結婚するなら結婚相談所だよなと思い、自ら結婚相談所に連絡、入会しました。入会後3ヶ月に出会った女性と本交際を経て34歳9ヶ月で結婚し、新婚生活を送るアパートに引越しをしました。
引越しをまとめて1回にしたいという目的を、期限内に華麗に果たしています。しかも、ほぼ最短ルートで達成しています。何も間違っていません。
ええ、結婚の目的が僕の人生に合っていないことに気付くべきでした。引越し回数が1回ぐらい増えても、結婚後の生活は一生もの。本来どちらを優先すべきかは明確です。
しかし目標にひたすら向かっている時には気付きにくいもの。ときどき、結婚の動機が本当にあなたの目指すものか、振り返ってみましょう。
失敗の原因2:婚活でお相手に断られまくりで平常心を失っていた
結婚相談所に入会したものの、3ヶ月の間は全くお見合いを組むことができませんでした。
先の節に書きました通り、僕の目的は引越し回数を減らすこと。結婚による引越しを35歳になる前にできることが最重要事項でした。
よって、相手から僕に申し込まれた場合は全てお見合いを受けるつもりでした。
ですが、相手からの申し込みは無し。僕からの申し込みは断られ続き。今冷静になれば、婚活で申し込みを断られるのは割とよくあることです。しかし当事者はそんなに俯瞰的に判断する余裕はありません。僕も断られることに対して「割とよくある」という判断はできませんでした。
確かに僕には彼女がいた時期はほとんど無いので、非モテであることは自認していました。しかしそれにしても断られ過ぎでしょ、と悲しい気持ちで一杯でした。
そんな断られまくりで心をポキポキに折られた状態のところに、1人の女性が現れました。ついに私の前にお見合いして下さる女性が!
女神様かよ!!!!
婚活とは生涯の伴侶を探すものです。これだけ大事な人を探す作業ですから、断られるほうが多くて当たり前という認識で婚活すると、私のように判断を誤ることは大幅に減るでしょう。
お見合いをして下さる段階では「あくまで結婚候補の一女性」と。
失敗の原因3:非モテの思考?会話が弾んだだけで舞い上がった
僕は非モテ街道まっしぐらで生きてきました。女の子と会話したことってほとんどありません。しかし私の前に現れた女神様とは、とても話が弾みました。また音楽の趣味(初期の鬼束ちひろがいいとか)も似ていて、これまたいい感じでした。
あれ?こんなに女性と話が弾むなんて、生まれて初めてだ。
34年間の人生で、私はそれなりの人数の女性に出会ったはずです(中学とか同級生だけで100人以上)。その中で抜群の話の弾みよう。もうこの女性と結婚でいいのではないか、と思ってしまいました。
私はOKですので、あとは相手次第。
結婚相談所の許可が出ましたので、お見合いの日にメールアドレスと電話番号の交換をしました。ひとまず、最初のお見合いでは嫌われていなかったのかな?お見合いはいい感じでお開きとなりました。
翌日、お相手から電話が来ました。
うひゃ~!!何てステキな女性なんだ!
自分の行動ながら、「もっと冷静に相手を見ろよ、結婚生活なんて会話と音楽の方向性で決まる訳じゃないし」と、過去の自分に言いたいです。
失敗の原因4:自分が女性というものを分かっていなかった
お見合いから続く、弾むような会話だけで一生過ごすわけではありません。結婚して一緒に行動する時間が多くなると、お互い相手の行動を目にする時間も増えていきます。
結婚前、女神様から「なんでここで『段差あるから気をつけて』って言ってくれないの?」と言われました。
おそらく普通に気遣いができる男性であれば、女性に起こるであろう身の危険を前もって防ぐ気遣いをするのでしょう。
「前付き合っていた男の人は、みんな言ってくれていたよ」
本当にみんなかよ、しかも過去の男と比較されるのはイヤだなと思いつつも、自分が女性に全く慣れていないのは事実ですので、「今度から気をつけるよ」と返すのがやっとでした。
とは言うものの、気をつけても体にしみついていない行動を心がけるのは大変。同じようなミスを2回やったときは、こっぴどく怒られます。これは私が悪いので怒られること自体は仕方ありません。
でも心がけていてもやっぱりミスるときはミスります。怒られます。過去の男はこんなこと無かったのにと言われます。
別のミスをします(1回目)。怒られます。僕の女性慣れしていない点は弁解の余地が無いとは言え、いきなり怒られるとこちらも喧嘩腰になってしまいます。
喧嘩になると、彼女から見ると過去の僕の女慣れしていない行動全てに文句を言いたくなるようで、「あの時ああだったよね?それについて悪いと思っているの?」と言われてしまいます。
ひとまず仲直りします。
また僕が何かやらかします。前回の喧嘩で取り上げられた「あの時ああだったよね?」プラス今回の件だけあれこれ言われます。
ひとまず仲直りします。
一番最後の喧嘩は13時間続きました。
恋愛結婚であれば、こういう喧嘩は少ないのでしょうか?お見合い結婚の場合、いくら女性を知らないと言えど、最小限の知識はあった方がこのような悲劇は生まれません。
今はネットで女心について紹介しているサイトもあります。参考になさると喧嘩により失われる時間が減りますよ。
理想の結婚生活を描き、婚活の失敗を最小化しよう
私の場合、どうしたら離婚につながるような結婚をせずに済んだのでしょうか?
- 結婚の目的に「一生過ごす相手を見つける」という観点を入れた上で、明確にする(原因1の対策)
- 婚活で心の波ができるのはある程度仕方がないが、時々自分の行動を振り返るようにする(原因2,3の対策)
- 多少は女性の考え方を勉強しておく(原因4の対策)
これらの対策を踏まえて再度婚活をした結果、3年前に結婚をし、現在まで幸せに生活しています。
離婚は何かと面倒ですので、できれば僕みたいに2度も婚活しなくて済むよう、1回の婚活で幸せな結婚を目指しましょう!