男性女性問わず離婚歴のある方は、婚活を始めてもうまくいくかどうか不安に思う気持ちがあることでしょう。確かに、条件が先行する婚活市場では離婚歴、子持ち、養育費といった要素がマイナスに評価されがちなのは否定できません。 幸せな再婚をする道を開くには、バツイチという不利な条件を逆に自分の強みに変える必要があります。ここでは、バツイチさんが幸せな再婚を果たすために不可欠な心構えについて見ていきましょう。
目次
バツイチはむしろ有利?弱みを強みに転換しよう
データ上の条件を重視されがちな婚活市場では、一般的にはバツイチより初婚者のほうが好まれやすいのは事実です。
しかしその一方で、「アラフォーにもなってろくに恋愛経験もない人より、バツイチのほうがいい」という人も徐々に増えてきています。
バツイチが再婚を成功させるには、バツイチという弱みを強みに転換できるかどうかが非常に重要です。
それでは以下、バツイチ婚活の心構えについて見ていきましょう。
①バツイチであることは最初からオープンにする
まず、バツイチであることをネガティブに捉えるのはやめましょう。
確かにデータマッチング型の婚活では、あなたの内面を知ってもらえる前に条件ではじかれることもあるでしょう。
世の中には初婚者でなければダメという人も存在します。
そういった価値観も尊重し、バツイチNGの相手とはご縁がなかったものと思うしかありません。
いいなと思う相手が見つかったら、離婚歴があることや子供がいること、養育費の支払いがあることなど、一般的にマイナスとされる事情はできるだけ早い段階で伝えておくことをおすすめします。
相手との関係が進んでから打ち明けると、「重要なことを隠していた」と受け取られかねません。
いちど不信感を持たれてしまうと、二人の関係に亀裂が走るおそれがあります。
バツイチを対象としたパーティが最適
早く再婚を決めたいバツイチさんの婚活方法としておすすめなのは、バツイチ同士もしくはバツイチに理解がある人を対象とした婚活パーティーや結婚相談所などです。
あらかじめバツイチとわかった上でアプローチを受け入れてくれる相手と出会える場が最適といえるでしょう。
②「離婚から何を学んだか」を語れるようにすること
男女問わず、婚活者の中には子供のあるなしに関わらず離婚歴がある人はNGとしている人もいます。
今やバツイチがめずらしくない世の中ですが、「結婚生活をまっとうできなかったのは、何か人間的な問題があるからではないか」という偏見はなかなか消えません。
最初の段階でバツイチさんが多少警戒されるのは、ある意味やむを得ないことと割り切ったほうがよいでしょう。
謙虚な姿勢を示すことが大切
浮気や借金、DVなどが理由で離婚した人はまた同じ過ちを繰り返すとみなされます。
バツイチさんの婚活では、離婚に至った理由に関して相手の疑念や不安を払拭する努力が欠かせません。
再婚のアプローチをかける際には、「バツイチだけど欠陥アリの人間というわけではありませんよ」ということをアピールしていきましょう。
離婚に至った原因をきちんと話すのはもちろんですが、それ以上に大切なのは「離婚から何を学んだか」をしっかり語れるようにすることです。
元配偶者が有責だったとしても、「自分にも至らない点があった」という謙虚な姿勢を示すことで、相手からの信頼を得られるでしょう。
③相手に依存しない!自分の生活を充実させる
バツイチさんが婚活を始める前に意識しておきたいのは、再婚相手に依存したいがために婚活してもなかなかうまくいかないということです。
依存とは精神的依存・経済的依存・実利的依存のすべてが当てはまります。
具体的にいえば、経済的な心配から高収入の相手を求める婚活、一人が寂しいから一緒に過ごしてくれる相手を求める婚活、親の介護や家事・育児をしてくれる相手を求めての婚活を指します。
依存したい思いが相手に伝わる
もちろん、結婚とは支え合い、足りないものを補い合うためのものです。
結婚によって実益が得られることもあります。
ただ、自分の利益を満たすための婚活をしていると、その「依存したい!」というエゴが確実に相手に伝わってしまいます。
最初の段階から依存したい気持ちが前面に出ていると、相手は重く感じ逃げていってしまうでしょう。
まずは精神的・経済的に自立し、自分の生活を確立しましょう。
心が充足している状態であれば、素敵なご縁もめぐってきやすくなるものですよ。
④謙虚な姿勢を持つ
アラフォーまで独身でいた人は、男女とも心のどこかで結婚に夢を抱いています。
現実を知らないゆえに高望みしてしまい、それが婚活を長引かせる要因にもなります。
その点、バツイチであれば結婚生活の現実はイヤと言うほどわかっているはず。
自分の理想に100%かなう相手などこの世に存在しないことも理解できていることでしょう。
この「悟り」こそがバツイチだけが持てる強みです。
謙虚さと成長が相手を選ぶ幅を広げる
悟りというのは決して妥協するという意味ではありません。
離婚を経験すれば誰でも人間的に成長できるわけではないことに注意してください。
離婚を自分の未熟さゆえと謙虚にとらえ、成長していこうという志を持てる人間だけが、離婚を糧として成長してゆけるのです。
自分の未熟さをきちんと認識できていれば、相手に対して上から目線になったり多くを求めたりすることはなくなるはずです。
「足りないところがあるのはお互い様」という悟りの姿勢を持てれば、相手を選ぶ幅はぐっと広がるはずです。
大事なのは過去を否定しないこと
いかがでしたか?
バツイチさんの婚活には苦労もありますが、決して自分を卑下したり、過去を否定したりしないでください。
離婚を含め、あらゆる経験が現在のあなたを形作っていることを忘れないでくださいね。
大切なのは、再婚して幸せになりたいという強い思い。
そして、相手に求めるばかりでなく相手に対して自分は何ができるだろうかと考えることです。
思いやりの心を育み、常に謙虚な気持ちを忘れないでいれば、バツイチであることも含め丸ごとのあなたを受け入れてくれる相手がきっと見つかりますよ。