バツイチ男性はモテる!とよく言われます。離婚という辛い経験を乗り越えてきた人間的な深みと、いちどは結婚生活を経験しているという大人の余裕は確かに女性にとって魅力です。とはいえ、婚活市場ではまだまだバツイチへの偏見が残っているのも事実。ここでは、バツイチ男性が婚活を始める前に必ずクリアしておくべきことを見ていきましょう。
目次
バツイチ男性には結婚の“実績”がある
バツイチの男性は、いちどは結婚することに成功しているという“実績”があります。
アプローチから交際、プロポーズ、結婚までの全段階をすべてクリアして結婚にこぎつけたというアドバンテージは相当なものです。
バツイチ男性は少なくとも恋愛スキルに関しては、スタート地点で初婚男性より一歩リードしているといえます。
バツイチ男性の場合、最大の難関はスペックや恋愛スキルではなく、バツイチという言葉が与えるマイナス印象です。
婚活女性は慎重に相手を見極めますから、いかにハイスペックで魅力的であっても結婚生活に火種を抱えていそうな男性を結婚相手には選ばないものです。
バツイチ男性の再婚の成否は、お相手が離婚歴に対して抱く不安や心配をどれだけ払拭できるかにかかっているといえます。
それでは、具体的にどのような点をクリアにしておくべきか見ていきましょう。
子供との交流関係はきちんと説明しておく
同じバツイチでも、子ありと子なしでは事情がまったく異なります。
子供がいてなおかつ親権を自分が持っている場合は、「子供のことを受け入れてくれる人」というのが再婚相手に求める条件の筆頭になるのは言うまでもありません。
親権が元妻にある場合、面会や養育費の支払いはどうなっていますか?
養育費もナシ、面会もナシという方も多いのではないでしょうか。
離婚時の状況は、その後の子供との関わり方にダイレクトに影響します。
円満に離婚できていれば、子供との面会や養育費の支払いについてきちんと取り決めがされているはず。
別れた後は子供のことには一切関知しないというバツイチ男性は、よほどの泥沼離婚だったか、もしくは子供に対して無責任なのではないかと思われる可能性が大です。
再婚前に納得ができる説明が大切
養育費等の支払いを続けているなら、再婚したあとでトラブルにならないようあらかじめ話しておきましょう。
一般的には、再婚する上で養育費の支払いはマイナス要素になります。
しかし、妻と離婚したからといって実の子との縁も切ってしまうような男性は人間性を疑われかねないのもまた事実です。
子供と交流を持っていない場合は、その理由について相手が納得のゆく説明ができることが重要です。
元妻との仲はきっちり清算する
離婚した後も、子供のことなどをめぐって元妻との関係が完全に切れない場合があります。
元妻との接触を続けているうちに、いつの間にかヨリを戻してしまうケースもゼロではありません。
バツイチ男性との再婚を考える女性にとって、相手と元妻との関係は非常に気になるものです。
バツイチ男性としては相手女性に対し、元妻への未練は一切ないし、復縁する可能性はゼロだということをしっかり伝え安心させてあげる必要があります。
再婚を考えるなら元妻との関係は立つべき
養育費をきちんと支払い続けている男性でも、再婚して子供ができればやはり新しい家族にすべてを注ぐようになります。
再婚したからといって養育費の支払い義務がなくなるわけではないのですが、現実には再婚を機に養育費の支払いが止まってしまうケースは少なくありません。
離婚後は他人同士ですから、相手の再婚は「お好きなように」となるはずですが、経済的な利害が絡めば話は別です。
元妻にしてみれば夫の再婚を素直に喜べるばかりではないこともあるのです。
最悪の場合、元妻からの横やりが入る恐れもあります。
再婚を考えるなら、離婚後は子供のこと以外では元妻との関係はきっぱり断つべきです。
離婚の真の原因を明らかにしておく
もしあなたが浮気やDV、借金などが原因で離婚しているのなら、再婚以前にいちど自分を見つめ直す必要があります。
浮気やDVの原因はパートナーの落ち度ではなく、あなた自身の未熟さや心の闇が原因だからです。
できればカウンセリングに通い、根本的に改善しましょう。
今までの生き方を改め、生まれ変わる覚悟をしなければなりません。
性格の不一致など、どちらか一方だけに非があるわけではない場合は、「気持ちのすれ違い」「価値観の違い」で離婚したことになります。
ただし、本当に幸せな再婚をするためには、表面的な理由で自分を納得させてはいけません。
離婚の原因をもっと深く突き詰めて考える必要があります。
真の原因に気づくことで成長できる
夫婦といっても現実には一心同体というわけにはいきません。
別々の環境で生まれ育ち、結婚後もそれぞれの生活があるのですから、様々な局面ですれ違いが生じてしまうのは当たり前のことです。
なぜそのすれ違いを埋められなかったのかまで考えなければ、再婚してもまた同じ結果を招くおそれがあります。
「価値観の違い」で済まさず、離婚に至った経緯をいちどじっくり考えてみることをおすすめします。
真の原因に気づくに至って初めて、大人の男性として一歩成長することができるのです。
再婚相手を元妻とくらべない
バツイチ男性と交際・再婚する女性は、「前の奥さんとくらべられているのではないか」という不安を抱えています。
料理の腕前から女性としての魅力、稼ぐ力、親戚からの評価等々、あらゆる局面で元妻との比較が気になってしまう人もいるでしょう。
元妻のことをよく知っているあなたの実家や親戚、友達なども、無意識のうちに「元妻とくらべて再婚相手の女性はどうだろうか」という目で見ていることもあるかもしれません。
そんなとき、元妻の存在を感じさせないように気を配るのがあなたの役割です。
相手を思いやる気持ちが大切
あなた自身もまた、元妻と相手をくらべないよう心がけなければなりません。
「元妻はいつもこうしてくれたよ」という言葉が出そうになってもぐっと我慢してください。
相手を思いやる気持ちがあれば、無神経な言動などできないはずですよ。
離婚をバネに男として一回り大きくなろう
いかがでしたか?
婚活中のバツイチ男性は、離婚歴を理由にお断りされたりすることもあるでしょう。
うまくいかないことがあっても、自信をなくしたり過去を否定したりしないでください。
人生に無駄なことは何一つありません。
離婚の辛い経験も紛れもなくあなたの一部なのです。
再婚相手を世界でいちばん幸せにしようという気概を持ちましょう。
その決意ができたとき、あなたは人として男性として、一回り大きく成長しているはずですよ。