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婚活にもいかせる!秀逸なビジネス書!

ブスのマーケティング戦略

ブスのマーケティング戦略

著者名:田村麻美、出身地:埼玉県、職業:税理士。 本を書くに至った背景:「ブス」という事実に向き合い、逃げず、あきらめず、腐らず、戦略的に努力をしてきた経験を書き記した1冊。気になる人・好きな人がいる方、婚活中の方に贈りたい!

婚活にもいかせる!秀逸なビジネス書!

この本は「ブスのマーケティング戦略」という題名からビジネス要素が強いように思いますが、実際は恋愛書とビジネス書を兼ね備えており、それに加えて自己啓発書のような要素もある本です。

ビジネスの専門用語が少し出てきますが、その度に分かりやすい説明が付いており、文章自体は難しくないので理解しながら読み進められます。

著者の幼少期から現在に至るまでの経験が赤裸々に記されているので、親しみを感じやすいと思いました。学校での苦い思い出や、それに対してどう向き合ったのか詳しく書いてあるので、学生が読んでも得られるものは大きいと思います。

特に、「結婚したいけど、できない女性」や「自分に自信がない女性」などは読んでいて参考になる本だと感じました。「ブスの作業」という項目が各章の後半に書いてあり、具体的に行動提案がされています。この項目は読者でも実施しやすい内容になっているので、たくさんの方の悩みを解決できると思いました。

どうすれば目標達成できるのか、自分を苦しめずに生きられるのか、自分について改めて考え直すきっかけになると思います。

トライ&エラーでモテを追求する姿に涙

著者の田村麻美さんは「ブス」な容姿に生まれ、小学生の頃に自分がブスだということに気づきます。友人との集合写真を見て、自分のブスさに大きなショックを受けるのです。

しかし、田村さんはそのコンプレックスから逃げずに向き合い、自分を「商品」と認識し、価値を査定し始めます。

中学生になってから性欲をパワーの源にし、「20歳までに処女喪失」という目標を掲げ、自分のコンプレックスを分析・改善していきます。大学生になると合コンに100回以上参加し、トライ&エラーを繰り返すことで、自分が売れる市場を探し続けます。トライ&エラーで培ったPDCAサイクルの思考法で、就活なども乗り越えますが、1年10ヶ月で退職してしまいます。

その後、結婚・起業・妊娠を乗り越えて、この本を書くに至っています。

失敗を恐れずに何度も挑戦し続ける生き方は、魅力的!

この本は、誰もがネガティブになってしまう「ブス」という事実を悲観せずに、ブスである自分を「商品」として考え、どうすれば売れるのか考え続けている姿が赤裸々に記されています。そして、失敗を恐れずに何度も挑戦し続ける生き方がかっこよく見えました。

これはブスに限らず、誰でもタメになる本のように思います。「自分は周りの人と何が違うのか?」「自分のネガティブな部分を補うためには、どう行動すればポジティブになるのか?」などの問題を解決に導くヒントが散りばめられています。

このような考え方は、個性が重視される現代を生きる私たちにとって、とても重要です。また、田村さんがこの思考法で行動し、結果的に田村さんが求めていた未来を掴むことができています。

田村さんは、一般人には現実味のない「天才型」ではなく、一般人でも成せる努力を積み上げた「秀才型」の人生を歩んでいるので、読者も「自分でもできる可能性」を感じられると思いました。

気になる人・好きな人がいる方、婚活中の方などは読むべき!

「ブスのマーケティング戦略」は、「自信がなくて行動できない人」に読んでほしいです。

自信がないと行動できず、行動できない自分にまた自信がなくなる、という負の連鎖が始まってしまいます。きっと、この連鎖を断ち切るきっかけになると思います。

田村さんも元々は読者と同じ場所にいて、自分のネガティブな部分としっかり向き合うことで、新しい自分にアップデートしていっています。さらに、その方法は特別な方法ではありません。誰でもできることです。「今までの自分を変えよう!」と前向きになれる本だと思いました。

ブスのマーケティング戦略

また、恋愛や合コンでの戦略も書いてあるので、女性は楽しんで読み進められ、タメになると思います。「興味を持ってもらえる自己紹介」や「お店の選び方」、「会話の続け方」などが詳しく書いてあるので、気になる人・好きな人がいる方、婚活中の方などは読むべき本です!